大晦日は満月だった。
元旦に遅めの初詣に家族で行って、見上げた穏やかな冬の空の、 昨晩の月とおなじところに ましろい太陽がもう昇っていた。
澄んだ青空の、あなだ。 ただしろいしろいましろい。 光そのものがしろといういろ。
そこから空の青さも、海のコバルトブルーも、村山槐多のガランスも、 葉のみどりも、神社の朱も、皮膚の違いも、虹すらも落ちてくるのだ。 あの高い遠いあなから、きりもなくあまねく、落ちてくるのだ。
2010年01月03日 23:29